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福岡海星女子学院高等学校
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学校長挨拶
GREETING
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福岡海星女子学院高等学校 学校長 古賀誠子

あなたがたは地の塩である あなたがたは世の光である あなたがたの光を人々の前で輝かせなさい。(マタイ5章)

 令和2年4月、福岡海星女子学院高等学校校長になりました古賀誠子です。私は、福岡海星女子学院高等学校に平成16年度に英語科教諭として着任し、今年で17年目を迎えます。ここに初めて来て以来、マリアの宣教者フランシスコ修道会のシスター方々、歴代の校長先生方に、一人一人を神様からお預かりした大切な存在として、そして「地の塩」「世の光」として育てていく教育を教えていただき、現在に至ります。福岡海星女子学院は、私を真の教育者として育ててくれた大切な学校、心から感謝しています。今年度からは、校長として、精一杯学校に恩返しをさせていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 令和2年度入学式 式辞をご紹介させていただき、着任のご挨拶といたします。

 新入生の皆さん、本日よりマリアの宣教者フランシスコ修道会のシスター方が築き上げたカトリック学校としての伝統と国際的ネットワークを持つ福岡海星女子学院高等学校の1年生です。ご入学おめでとうございます。皆さんは今、これから始まる本学院での日々の歩みに、夢をはせていることでしょう。
 さて、新入生の皆さんには、生徒手帳が配布されています。これは、海星の生徒たちが、3年間肌身離さず大切に携行するものです。そこには、本校の建学の礎があります、本校が目指す生徒の姿「18歳のわたくし」があります。今日は、その中から、新入生の皆さんに本校がもっとも大切にしている2つのことについてお話ししたいと思います。
 1つめは、本校の「教育目標」です。それは、「あなたがたは地の塩である。あなたがたは世の光である。」という聖書の一節です。塩は私たちの生活には欠かせません。料理の味付けのためにもなくてはならないものです。保存料としても力を発揮し、食べ物が腐らないようにする働きがあります。イエス様が弟子たちを「地の塩」と言われたのは、この世を腐敗から守り、社会の正義として生きる責任が一人一人の上にあるということを教えるためのものでした。皆さんには、目に見える物事に隠れた見えないものに目を向け、音なきものに耳を傾けることができる力を身につけ、間違ったことや、不正なことにはっきりと「ノー」といえる勇気と判断力をもって、行動できる人になってほしいと考えます。
 「光」の働きは、隠れた形で作用する「塩」の働きとは対照的で、暗闇を明るく照らし、人々の生活を目に見える形で直接的にそして即座に支えます。この光は、ランプやロウソクのあかりのように、自らを燃やし尽くすことによって周囲を明るくする存在であることも覚えておきましょう。本校の卒業生たちは、56年間、「世の光」として社会のそれぞれの場所で、その使命を今日も果たし続けています。皆さんも本日より海星ファミリーの一員として、57年目の伝統を受け継ぎ、光を自ら発し、周りを明るく照らすことができる存在となるようにと願います。
 2つめは、「祈り」です。福岡海星女子学院高等学校での一日は、「祈り」で始まり、祈りで終わります。人間は、何らかの形で常に祈る存在です。皆さんも、窮地に立たされた時に、「どうか〜でありますように」と、自分の願いを言葉にして、熱心に祈ったことはあることでしょう。ここで、生徒手帳にある日々の祈りの中で、本校の生徒がもっとも好きな祈りをご紹介します。「主よ、今日一日、貧しい人や病んでいる人を助けるためにわたしの手をお望みでしたら、きょう、わたしのこの手をお使いください。主よ、今日一日、優しい言葉に飢えている人々と語り合うために、わたしの声をお望みでしたら、きょうわたしのこの声をお使いください。」 (マザー・テレサの祈りより)今、この祈りを聞いて皆さんはどう感じましたか。本校での「祈り」は、隣人のために、自分自身をお使いくださいと祈ります。神との「つながり」の中で、人との「つながり」の実現を求めています。
 聖書の中に、「私はブドウの木、あなた方はその枝である。人が私につながっており、私もその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ」 (ヨハネによる福音書15章5節)という箇所があります。みなさんは、ぶどうが獲れる頃、ブドウ園に行ったことがありますか?広いブドウ棚の下に、お花見のように、たくさんの人が腰を掛けて、獲りたてのぶどうを食べています。頭の上には、広い棚にすきまなく四方八方に枝がひろがり、緑の葉が茂り、そこからブドウの房が垂れ下がっています。こんな広いブドウ園で、一体何本の幹からこれだけの枝が出ているのか数えてみたことがあります。驚いたことに幹はたった一本でした。ブドウの木は、一本の幹から多くの枝がひろがり、その先に「豊かな実」を結ぶ木です。イエスキリストは自分自身をぶどうの木に例え、「いつも私につながっていなさい」と言われます。皆さんの学院には聖書のみ言葉が溢れています。廊下に掲げられている月々の聖句、「18歳のわたくし」、「祈りの意向」、宗教の時間、聖歌、毎週水曜日の講堂朝礼でのお話、そして日々の先生方の言葉の一つ一つがみ言葉です。そして、皆さん方の心に、今日も「つながろう」と語りかけてきます。喜びの時も困難なときも、み言葉は、「ぶどうの木」の幹に脈々と流れ、皆さんの心をいつも潤し、強く、正しく、そしてしなやかに生きるヒントを与えてくれます。「豊かな実」は、華々しい成功や、功績を意味するのではありません。自分自身に与えられた小さな種を、善きものを賢く選び取りながら、何十倍、何百倍にも生長させ、自らが社会のためによく奉仕する実となるということを意味しています。与えられた命、場所、そして時間に心から感謝し、限りなく自分の持てる力を伸ばしてまいりましょう。日々の「祈り」を大切にし、ぶどうの木の幹に流れる「真理」につながり続ける姿勢を、粘り強く持ち続けて欲しいと心から願います。自らの存在の基盤をどこに求め、何と繋がって生きていくべきか、日々の「祈り」を通じて、その答えをこの学院で見つけてください。
 以上、海星が大切にしてきた「教育目標」と「祈り」を、日々の高校生活の中心に据え、級友とともにどうか充実したものにしてください。「何でも見てやろう、何でもやってみよう、そういう意気を持って若い人には生活していただきたい。本当に人間とはどんなものなのか、どういう人がいるのか、自分の仕事は何なのかということを肌で感じてほしい。」と、昨年10月にご帰天され、自ら世界の紛争地に赴き、難民支援にご尽力された元国連難民高等弁務官、カトリック信者であった緒方貞子さんは言われます。本日より、ミッションスクール、福岡海星女子学院高等学校の生徒としての揺るぎない誇りを持ち、大いに勉学に励み、何事にも果敢に挑み、知識と人間の幅をひろげてください。そして、あなたがた一人一人がこの3年間で「愛をもって真理に向かう」「小さなマリア」に育つことを心から期待しています。
 最後に、保護者の皆様にお願いがございます。カトリック校という本校の特質を生かし、一人一人の進路指導、キャリア教育を重視しながら、魂を育て、知性を磨き、実行力を養う教育活動に、全職員で精力的に努めてまいります。どうぞご家庭のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 *今年度は、コロナウイルス感染拡大防止措置のため、残念ながら入学式が挙行できませんでしたので、ホームページに掲載させていただきました。