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「在校生にきく」 Part IV:こども教育進学コース

令和3年度 第一回 秋の体験入学会 「在校生にきく」 

こども教育進学コース 3 年生 Eさん

私はこどもが好きで将来、保育者になりたいと思っています。私が海星を選んだのは、私の夢に近づくことができる一番の近道だと思ったからです。

私が海星に入学して良かったなと思った所は3つあります。

1つ目はクラスが少人数で、先生との距離が近く、質問がしやすいところです。

私が所属しているこども教育進学コースでは、1年生の時からこどもについての専門的な知識や、ピアノ、歌、製作など保育に必要な知識や技術を勉強します。

先生から手厚いサポートを受けることができたお陰で、入学当初はピアノ初心者だった私が、今では『バイエル教則本』が終わり、簡単な曲なら弾き歌いができるようになりました。

また、2年生では「保育技術検定」に挑戦します。「音楽・リズム」と「造形」、「言語」、「家庭看護」と4つの項目があり、クラス全員で同じ目標に向かって免許取得に向けて練習をします。分からないところは先生に気軽に質問をすることができ、また友人達と練習をしあいました。そのおかげで、私たちのクラスはこども教育進学コースがはじまって以来、初めてクラス全員の合格を果たすことができました。

2つ目はキャンパス内に附属小学校、幼稚園があるところです。

授業や実習、行事補助などで訪問し、子ども達とたくさん関わることができます。また私たちがピアノを練習するピアノルームの横には園庭がありますが、そこにはこども達が遊びに来たり、運動会の練習をしていたりと身近に子どもたちを感じることができます。

「こども教育総合」や「こども教育実践」の授業では、直接附属幼稚園の教頭先生が授業を担当してくださいます。

子どもとの関わり方や手遊び、読み聞かせについて直接アドバイスをいただくことができ、実習の事前指導や事後指導も丁寧にしていただけるので、安心して実習に臨(のぞ)むことができます。

また、パネルシアターや壁面を製作し、発表するなど、実践的な授業も多いので、楽しく学ぶことができます。

保育は座学で学ぶだけでなく、実際に現場に行き学んだことを実践、振り返ることが大切だと思います。このコースには、子どもについて理解を深める機会がたくさん用意されています。

3つ目は「表現技術」や「ガイアの時間」などのコース専門授業内容が充実していることです。

2年生での「表現技術」では、ボディー・パーカッション、カップスを経験しました。体全体を使って楽しむこと、大げさに動くこと、みんなでタイミングをそろえること、そして見ている人に楽しんでもらえるように、目の前に幼稚園児がいると思いながら笑顔ですることを意識して演奏しました。

3年生での「表現技術」では、布絵本づくりに挑戦しています。こどもの指先や頭を使えるような楽しい仕掛けを考えてつくっています。

ガイアの時間の「絵本講座」では、読み聞かせの効果や年齢、季節、行事に合わせた絵本の選び方、読み聞かせ中の本を持つ向きやめくり方など、見ている側では意識しないようなことまで学びました。

「気になる子どもについて」考える授業では、障がいを持つ子どもについて考えました。個性豊かで一人一人違う子どもたちのいいところを見つけ、伸ばしていく「多様性に寛容な保育者」が増えることがインクルーシブ社会(すべての障害者が、ありのままの状態で存在することができる社会)を実現することに繋がるということを学びました。

「バルーンアート」や「科学実験教室」、「凧づくり」、「飛行機づくり」、「廃材を使ったおもちゃ作り」では身近にあるものを工夫することで十分子ども達を楽しませることができることを学びました。

子どもは遊びを通して人と関わることでたくさんの感覚や能力を培い、成長していくということを学びました。

このコースでは、普通の高校ではできないような専門的な知識の習得や実践が経験できるので、子ども達の「楽しい、やってみたい!」という気持ちを引き出せるような方法を高校生のうちから知ることができます。このことは短大や大学で学び始めるより、一歩も二歩もリードしているので、安心して進学ができると思っています。

次に私が海星で頑張ってきたことを紹介します。

1つ目は外部幼稚園実習です。

私は春日市の森の木幼稚園で3日間、実習をしました。

1日の流れを把握し、子ども達にできるだけたくさん話しかけてコミュニケーションをとること、名前をたくさん読んで覚えること、目線を合わせること、外で遊ぶときは一緒に全力で遊ぶこと、先生と子どもの関わり方を観察し、先生の声かけの意図をくみ取ることを意識して実習に臨みました。

朝8時半から夕方5時まで幼稚園で過ごしてみて、一人ひとりの性格の違いや運動能力の差があっても、先生方が「どの子もできる」と信じ、何度も挑戦させ、自分の頭で考えさせる機会を与えるという教育を目の当たりにしました。

2つ目は部活動です。

私はパソコン同好会に所属しており、検定を取るために練習に取り組んでいます。

今年の6月までブラインドタッチができず、なかなかタイピングのスピードが速くならなかったのですが、1か月間、猛特訓して、7月には文章入力スピード認定試験の2級に合格しました。

1つのことを毎日少しずつでも続ければ必ず上達すると身をもって体験し、継続の大切さを知りました。

3つ目は、生徒会活動です。

私はもともと人の前に立つことが苦手で、失敗することが怖くて、代表やリーダーになることをずっと避けてきました。

しかし、担任の先生から生徒会執行部のお話をいただき、正直不安もありましたが、両親や友人も背中を押してくれて、図書委員長に挑戦してみることにしました。

生徒会活動では、卒業生、入学生に向けたコサージュづくりや、入学式、卒業式の手伝い、クリスマスチャリティーバザーや海星祭、こうのとりのゆりかご、応援披露会の横断幕作成など、メンバーと協力しながら、行事を作り上げることができました。

この経験を通して、恐れていた失敗は、事前に準備し、イメージしておけば過度に恐れる必要はないということを学びました。そしてこれからは経験したことのないことでも失敗を恐れずに挑戦し、積極的に取り組んでいきたいと思うようになりました。

また、生徒会活動を通して、私は人のために働くこと、人の役に立つことがさらに好きになりました。

海星で私は本当にたくさんのことを学びました。この海星での3年間は、私にとっては、保育者に近づく夢への一歩となりました。今は、中村学園大学に進学するためにがんばって受験勉強をしています。

ぜひ皆さんも海星のこども教育進学コースをご受験ください。これで私の発表を終わります。最後まで聞いてくださってありがとうございました。

こども教育進学コースについての詳細を知りたい方、是非今週土曜日の第二回秋の体験入学にご参加ください。下記のリンクからお申し込みいただけます。

https://bit.ly/3jQMi2w

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