学校案内

学校長挨拶

Principal's Greeting

 本校は「マリアの宣教者フランシスコ修道会」によって1964年(昭和39年)に設立され、本年で59年目を迎えたカトリックの女子高です。「マリアの宣教者フランシスコ修道会」は貧しい人々、病める人々に仕え「神の愛」を全世界に伝えるため、1877年(明治10年)フランスでマリー・ド・ラ・パシオンによって創立されました。彼女の蒔いた一粒の種は世界80カ国に広がりました。1898年(明治31年)熊本に5人のシスターを派遣、ハンセン病に苦しんでいる人々の医療活動を開始、以後福祉・教育活動を通じて、「神の愛」を伝え続けています。

本校の「教育目標」は、「あなたがたは地の塩である。あなたがたは世の光である。」という聖書の一節です。塩は私たちの生活には欠かせません。料理の味付けのためにもなくてはならないものです。保存料としても力を発揮し、食べ物が腐らないようにします。イエス様が弟子たちを「地の塩」と言われた通り、本校生徒は、この世を腐敗から守り、社会の正義として生きることができる人となることを目指します。そして、ランプやロウソクのあかりのように、「世の光」として、自らを燃やしながら、周囲を明るく照らす人となります。本校を設立した修道会の精神の通り、WHENEVER(いつでも)、WHEREVER(どこへでも)、WHOEVER(だれのところにでも)かけつけ、「他者のために」、「他者と共に」働くことに生きがいを感じる女性の育成に力を注いでいます。

「グローバル特進コース」では、本校独自の特色ある英語カリキュラム、英語で行う探究学習「グローバルリーダーシップ」、課外授業「Breaking News Time」で、英語力・国際感覚を磨きあげ、受験でのアドバンテージとなって志望校合格を目指します。また、「国際教養コース」は、令和5年度より、さらにバージョンアップ、「日本語の教室」が始まります。外国籍・帰国子女など日本語の指導が必要な生徒に「特別の教育課程」による充実の日本語指導を提供し、大学進学や就職を叶えます。「こども教育進学コース」では、ひとりに一台のピアノレッスン、日常的にキャンパス内の幼児や児童と関わる楽しい教育体験を幾度も重ね、心豊かな教師の卵に育っていきます。リニューアルした進学コースでは、2年次より、看護や医療系、幅広い大学入試に対応する「リードコース」と芸術、家庭科、ICTを発展まで学ぶ「ワイドコース」に分かれ、一人一人の学びのスタイルに合わせたコースが選択でき、多様な進路を実現します。

最後に、本校には「アシジハウス」(アクティブ・ラーニングホール)があり、全教室にICT環境が整備され、「対話」「協働と合意形成」の力の育成に力を注いでいます。中学生の皆さんもオープンスクールなどで、本校のすばらしさ、「対話」と「協働」の楽しさを体験してください。

皆さんのご来校を心よりお待ちしております。