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講堂朝礼〜生徒へのメッセージ〜

Messages for Students

「立ち上がる」シスター入江純子

「マリアは立ち上がり、急いで山里に向かった。」(ルカによる福音書 第1章39節)

花咲き薫5月。イエス様のお母さま、マリア様の月です。

シスターは新幹線で神戸から通っています。電車のテロップに流れている言葉が目に留まりました。

「私たちは、失敗を恐れるよりも、挑戦しないことを恐れる」と、どこかの会社の広告でした。

同じ日、古賀校長先生はスマホに書かれている言葉を記録されておられました。

「チャレンジして失敗することを恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」でした。

このような偶然が重なることは、あなたたちに、しっかりとこの中身を伝えなさいというお知らせでしょう。そこでマリア様について話します。

ダビデ家のヨゼフのいいなずけであったマリアのところに天使ガブリエルが神から遣わされた。

「おめでとう、恵まれた方、主があなたと共におられる。...マリア恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。その子は偉大な人になり、いと高き方と言われる。...マリアは天使に言った。「どうしてそのようなことがありえましょうか」...天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから生まれる子は聖なるもの神の子と呼ばれる。あなたの親類のエリザベトも、年を取っているが男の子を身ごもっている。不妊の女と言われていたのに、もう6ゕ月になっている。神にできないことは何一つない」マリアは言った。「わたしは,主のはしためです。お言葉とおりこの身に成りますように」そこで、天使は去って行った。

マリア様も将来の夢や希望もあったことでしょう。しかし天使からの挑戦に「はい」と答えました。

そして、マリア様は「立ち上がります。」

そのころ、マリアは出かけて、急いで山里に向かいユダの街に行った。そしてザカリアの家に入ってエリザベトに挨拶した。...。「どういうわけでしょう。あなたの挨拶のお声をわたしが耳にしたとき、胎内の子は喜んでおどりました。主がおっしゃたことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」

マリア様はなぜ立ち上がってエリザベトを訪ねたのでしょうか。

私たちもうれしいことがあった時、誰のもとを訪ねたいですか、誰に話したいですか。きっと同じ喜びを味わっている人、同じ苦しみの中にある人に会いたいですね。気持ちを共有できる人を訪ねます。自分のことのように喜んでくれる人、苦しんでくれる人によって立ち上がる力をいただくのでしょう。

マリア様は3ヵ月ほどエリザベトのところに滞在して自分の家に帰りました。

マリア様の挑戦する力は神への信頼です。学校目標である「愛をもって真理にむかう」は愛するという

ハードルに向かって常に挑戦する生き方を示しています。

シスターのひとこと

さあ 今から始めよう 小さいマリアたち 海星っ子。

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