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講堂朝礼〜生徒へのメッセージ〜

Messages for Students

「わたしがあなたがたを選んだ。」教頭 鶴田 葉月

まだ4月ですが、初夏と言う方がふさわしいほど日差しが強く、気温が高い日も増えてきました。木々の緑が輝いて、早くもつつじが満開間近です。学校では、色々なプログラムが当たり前のように動き始め、進んでいます。既に始まった皆さんの道は、順調ですか?一般的には、4月下旬というのは、新年度の不安も忘れるくらいに忙しくなり、ただ、決められた道に従って過ごすだけのような気がして、疲ればかりが積もって、正直言って、目標に近づいているかどうかまったく見えない…という時期なのかもしれません。それでも、授業のノート提出は期限を守れているし、各委員会から新しい目標が発表されたり、体育会のブロックごとに、団長や団員、ダンス長やダンスリーダーたちのリードで、練習がスタートしたりしていることを振り返ると、今年度の1学期も、うまく行っていると言えるのではありませんか?

今年、福岡海星女子学院高等学校は81名の新入生を迎えました。上級生も、それぞれ進級して、新しい一日一日を送っています。1年生については、校内で迷っているのを上級生が案内したとか、掃除指導者の3年生といっしょに膝をついて床を拭いているとか、さすが海星!と言える風景もこの時期ならではです。高校生に限らず、私たち大人もやはり頭の中で考えているうちは、いつまでも心配事が尽きませんが、それでも、今月のみ言葉、「わたしがあなたがたを選んだ。」を知って、神さまが選んで私たちを海星に導いてくださったから、そこには一番信頼できる最高の道が準備されていて、心配は無用、と思うと、勇気を出して何でも挑戦してみたくなります。

先週、私は旧福岡カトリック神学院で、ブライトコース1年生のための研修「ブライトアクト」に参加してきました。バラエティ豊かなプログラムは、祈りの集いで始まりましたが、そこで、大山悟神父様が話してくださったことが、とても印象に残りました。私たちは一日一日を生きるのに、身体の力=元気で頑張る力と、精神の力=負けない!と思う力によって困難を乗り越えている。しかし、それに加えてもう一つ、生かされる力=いつも誰もが気付くわけではないけれど、支えられる力というものがあり、それらの力の調和によって私たちは人生を紡いでいるというお話です。

行事も大変、勉強も本格的で忙しい、それでも、私たちは誰でも、知らず知らずのうちに多くの人に守られ教えられ、支えられて過ごせるということです。私たちを選んでくださった神様がここにいらっしゃるから、信じて、勇気を出して、今日も一歩、踏み出してみましょう。

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