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講堂朝礼〜生徒へのメッセージ〜

Messages for Students

「あなたがたも人にしなさい」教頭 鶴田 葉月

中間考査の結果が出そろった頃でしょうか。いかがでしたか。私も3年生の授業を持っていますので、今回の試験も、大学入試に役立つと同時に、勉強したことが点数に結びつく問題、そして、次の期末考査はもっと頑張ろうという気になるような問題を工夫して作ったつもりです。徹底的に対策して、満点を取った方がありました。中間考査の準備と並行して、入試のための個別指導を受けに来ていた方もありました。落ち着いて、集中して勉強する姿を、神様はきっと見ていらっしゃいます。次も頑張りましょう。

そして先週はラブアースクリーン活動が行われました。雨の後の晴天で、草が抜きやすかった気がします。私も、2年生のクラスに混ぜてもらって、一緒に活動しました。道路のゴミを拾いながら進みましたが、担当の区域にある福祉施設の方にご挨拶して、施設周辺の草抜きをさせていただきました。高校3年間に、このようなボランティア活動を通して、地域の方に海星を知っていただき、いつも見守ってくださっていることへの感謝を表せるのは、とてもありがたいことです。

今月のみ言葉は、「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。」(マタイによる福音書第7章12節)です。この個所は聖書の中でも具体的で分かりやすく、私たちがどんな風に心掛けて毎日を過ごせばいいのか、誰でも自分に置き換えて想像できます。このみ言葉について納富先生が、先週、講堂朝礼で、「自分が許されたいと願うように他人を許し、自分が助けてもらいたいと願うように他人を助け、自分が褒(ほ)められたいように他人をも褒(ほ)め、自分が理解されたいように他人を理解しようとする」ことだと説明してくださいました。このようにすると、相手が喜ぶだけでなく、いつの間にか自分まで、心が温かく、幸せになります。

さて、2025年も、まもなく半分になろうとしていて、時の経つのがあまりに早いことに驚かされます。昨年できなかったことに今年こそはチャレンジしたい、とか、行事や受験で成功を収めたい、とお正月や年度初めに決心した人も多いでしょう。誠実にがんばっていれば、苦手でも失敗しても、神様が不思議と私たちにぴったりの結果を持ってきてくださるから、心配は無用。そう信じて毎日を過ごせるといいと思います。6月7日土曜日の保護者後援会総会で、たくさんの保護者の方にご挨拶ができました。今年も、「先生から国語を教わりました。」とか、「娘は、先生に担任していただきました。今、孫が在籍していて体育会では応援に行きました。」と声を掛けていただきました。無我夢中で過ごすうちに、多くの出会いがあったことを、神様に感謝せずにはいられません。以前、稲子というお名前の生徒さんがいて、「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」ということわざにあるように、内面が充実している人ほど、謙虚で親切だから、そのように育ってほしいというお父様・お母様の願いからつけられた名前だと話してくれたことがあります。保護者の方にお会いして、いろんな生徒さんを思い浮かべます 。

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