イエス様の御心(みこころ)シスター入江 純子
6月はイエス様の御心(みこころ)の月です。 修道院ではみ心の祝日に、「霊の結ぶ実」のカードをいただきます。「霊の結ぶ実」とは愛であり、喜び、平和、寛容、親切、誠実、柔和、節制です。私たちは霊の導きによって前進しましょう。時が来て、霊の実を刈り取ることができる自分になりたいですね。
さて、イエス様のみ心とは、どんな心でしょうか。
私たちは主の祈りを唱える前に、「父と子と聖霊とのみ名によって アーメン」と唱えます。 「父」とは神様のこと、「子」とはイエス様のこと、そして「聖霊」です。この3つは「三位一体」と言われ、つまり、一つということです。
父である神さまは、その想いを私たちに知らせるために、ひとり子であるイエス様をこの世に送られました。神さまの想いをイエス様に伝えるのが聖霊ですが、さらに聖霊は、イエス様の想いを、私たち一人ひとりにも伝えるのです。だから、想いは一つであり、「三位一体」と言われる理由がそこにあります。聖霊は私たち一人ひとりの弁護者として、筆舌(ひつぜつ)に表しがたいほどの想いをもって導いています。ですから聖霊に祈れば聞き入れられるのです。
神なる父が「これは私の愛する子、わたしの心に適う者、これに聞け」と言っているのは、父と子の心がひとつであるということを顕(あらわ)しています。
私たちは今日イエス様に聞きました。「求めなさい。そうすれば与えられる」何が与えられるのでしょうか。
霊の実 「探しなさい。そうすれば見つかる」何を見つけることができるのでしょうか。
神さまに愛されている自分 「門をたたきなさい。そうすれば開かれる」どの門が開かれるのでしょうか。
いのちに通じる狭い門
あなた方の天の父は、求める者によいものをくださるに違いない。
だから、自信をもって「何事につけ、人にしてもらいたいと思うことを、人にしてあげなさい」
今、愛されている自分を知ること。両親の叱責(しっせき)の中に、先生のご注意の中に、友達の言葉の中に 愛を感じとる感性によって、人にしてもらいことは何かが自分に見えてきます。 それはあなたの心の宝物です。人にしてあげられる私になる原点です。
シスターのひとこと シスターの原点を話しますから聞いてください。

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