福島ホープツーリズム2日目
私たちが宿泊したJビレッジの明るい展望室から、天然芝と人工芝のコートが美しく整備されているのが眺められました。このうち、サッカーコートは震災復興のために駐車場として貸し出したそうですが、再びサッカーコートに戻すのに、数年を費やしたというお話でした。
「ワンダーファーム(いわき市)」では、震災前後のハウスの様子や風評被害について学びました。震災後、トマトは、放射性物質の値が基準値を下回っているにもかかわらず、風評のため売れない時期が長かったということです。
「東京電力廃炉資料館」での研修は、原子力発電所の事故や、東京電力の対応、そして、現在の取組みと今後の展望について詳細を知り、深く考える機会となりました。
「原町教会(南相馬市)」では、幸田和生司教様から直接、貴重なお話を伺うことができました。原発から20~30㎞離れたこの教会でも、神父様、シスター方が、震災ボランティアの方たちのサポートを今も続けていらっしゃいます。神父様は、避難というテーマに関連して、「福島では地域によっては、一時帰宅が認められるまで5年以上かかった。もし、玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)で重大な事故が発生したら、福岡でも一時避難の指示が出る可能性がある。」と話して下さり、私たちは「一時避難」という言葉の重みについて感じるとともに、海星祭で続けている「カリタス原町ベース」との交流を今後も継続していくことを決意しました。

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