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講堂朝礼〜生徒へのメッセージ〜

Messages for Students

12月のみことば  宗教科 阿部光喜

宗教科 阿部 光喜

十 私たちはいつも神様とともにおります。この神様に気づくこと。

  この神様の力をいただくこと。

    私たちが永遠に向けて力強く生きるためには

     早くこのことにきづかなければなりません。

(「そよ風のように生きる」より旅ゆくあなたへ

12月のみことばと意向

「希望と喜び」

「神はその独り子をおあたえになったほどに、世を愛された」

 (ヨハネによる福音書 第3章16節)

・「どんなときでも神から大切にされていること」に気づき、希望と喜びをもってアドベントを過ごすことができますように。
(「18歳のわたくし」より)

・まわりに支えられていることを自覚し、他を大切にしつつ自分を素直に実現することができますように。                  
(「18歳のわたくし」より)

・新型ウイルス感染症と闘うすべての方々、不安の中にいるすべての方々、災害で被災され悲しみの中にいるすべての方々が、温かいクリスマスを過ごし、希望をもって新年を迎えることができますように。

12月のテーマ「希望と喜び」について考えてみましょう。

 キリストのご降誕祭であるクリスマスが近づいてきました。待降節とはクリスマス前の

約四週間で文字通りキリストの「降」祭を「待」つ時期をいい緑のリースにろうそくが立てられ週ごとに一本、また一本と灯りがともされます。                この「みことば」が皆さんに届くのは「待降節第一主日」が終わり「待降節第二主日」にはいる前だと思います。ですからろうそくのともしびは2本、3本、4本と。

 クリスマスまでなぜ四週間も間をとるのでしょうか。それは2000年前にキリストが

誕生したことを記念する12月25日を楽しみ待ちながら準備する意味だけではなく、私たち一人ひとりの心にキリストをお迎えするための準備の日々なのです。

 皆さんはクリスマスまでどんな思いを持ってお迎えしますか。

 また、クリスマスまでなぜ、心を整える(待つ)意味はどこにあるのでしょうか。

 クリスマス・スピリッツ、それは「あなたはとっても尊い、かけがえのない方」ということです。私も、他人事ではなく皆さんも時として自分の尊さを損なうような言動をします。自分に都合のよいことをいい、自己中心にものごとを考え、そして、自己の欲望に振り回されたりもします。

 そのことが果たして、自己の尊さに適った言動なのか、自己を高め、心を豊かにし、社会から求められ、必要とされる存在へと成長することにつながる言動なのか、自己中心的な欲望やねたみ、うらみなどを無くすことにつとめ、謙虚で明るく自由に、美しいキリストの心を思い起こしこの待降節の間、自己の心に真剣なまなざしに心をむけることの準備期間として考えたらよいでしょう。

 馬小屋で生まれ、十字架の苦しみの中で生涯を終えられたキリスト。

12月25日クリスマスってどんな意味をもっているのでしょうか。この意味を知ることによって「海星女子学院 18歳のわたくし」の意味が今より理解が深められ自分勝手な生活を顧み新しい気持ちで毎日を過ごすことができることでしょう。

 クリスマスは何を祝う日

 わたしたちが生きる現代社会は、今、大変な状況にあります。コロナ禍で職業を失い病気で苦しんでおられる方、心を病む人々、自分に価値がみいだせなくなったり、自分は誰からも愛されていないと感じたり、孤独感にさいなまれている人々はあとをたちません。どうすれば本当の平和が訪れるのでしょう。

 人間は神の似姿として創られ、私たち人間は神の作品なのです。そして、神との密接な関係をもちますが、しばしば神のみ旨よりも自分勝手な意思に従い、神に背いてしまいます。人間は罪を犯しましたが、同時に個々の中に神のいのちも宿っています。

 失われた神との関係を修復するために、ベッレヘムに神の子であるイエスが人間としてこの世にお生まれになり、苦しんでいる私たちの救い主として私たちのうちに来られ心の闇に光を与えて下さり私たちは救われます。これがクリスマスの本当の意味なのです。

        十 闇に住む民は 光をみた    

    

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