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講堂朝礼〜生徒へのメッセージ〜

Messages for Students

「世界平和と体育会」教頭 鶴田葉月

ゴールデンウィークは,3年ぶりに開催された博多どんたく港まつりを見に行きました。どんたくのルーツといわれる博多松囃子の行列に,世界平和とコロナの収束,そして皆さんの活躍をお祈りするためです。開会式で,服部県知事・高島市長とともに,以前担任した生徒さんの保護者の方が実行委員長としてご挨拶されたのには驚き,懐かしさと共に,海星が祝福されたなあと感じました。

さて,体育会が今週土曜日に迫りました。授業に部活動にと忙しい毎日,また雨も多い中で,皆さんは感染対策をしながら練習を組み立てた,そこが何より素晴らしいと思います。短い練習期間,友だち同士ぶつかることや,ケガや病気でメンバーがそろわない不安もあったでしょう。頑張っている皆さんの努力が,体育会当日に実を結び、小学校・中学校と一味も二味も違った体育会にしあげることができると思います。自信を持って,仲間を信じて力を出しきり,応援し合って,高校生活の良い思い出にしてください。

海星の体育会が延期になったので,同じ15日に行われた娘の中学校の体育会を応援しにいくことができました。しかも,日差しを雲が遮って,爽やかな風が吹く絶好の体育会日和。海星の体育会もきっと最高のお天気と環境で開催されると信じます。

5月は聖母月です。「救い」というテーマのもと,聖書のみ言葉は,ルカによる福音書第2章30節から,「わたしはこの目であなたの救いを見た」が選ばれています。どのような人が救いを見るのでしょうか。私は,お祈りの意向の中の,“「自分と異なる様々な考えに心を開き,柔軟な姿勢で生きること」ができますように”が心に響きます。互いに認め合い尊敬し合って,私たちの世界を広げることが、平和への第一の道のように思うからです。

4月の平和の旅・ルーツの旅では,学年ごとに訪問先の教会や修道院でお祈りの集いを行いました。3年生は,本妙寺でハンセン病に苦しむ人たちを支え,救うために働いたフランス人宣教師ジャン・マリー・コール神父様の墓地で,シスター入江といっしょに聖歌を歌いました。いつでも,どこでも,誰のところにでも行って,キリストの愛を伝え,奉仕するために私たちの学校は設立されました。マリア様にも3年生の美しい歌声がきっと届いたと思います。

ロシアによるウクライナへの武力侵攻が,若者から家を奪い,家族を離散させ,学んだり働いたりという日常を壊している現実を見聞きするのは本当に辛いことです。ロシアとウクライナの人々のためにも,祈りましょう。

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