「梅雨空に」 教頭 鶴田 葉月
先週は、中間考査に、ブライトアクトに、通信制課程のスクーリングにと、それぞれのコースに見合ったプログラムが組まれていましたが、一人ひとりが、自分なりに努力できたことと思います。中学時代や前の学年など、これまでの反省と改善を生かし、新しい計画を実行に移すべく進む姿は美しいものです。が、ひと月もしないうちに、期末考査が始まる忙しい高校時代です。今は、予習復習と、提出物や授業中の挙手発表でのがんばりが欠かせません。
大学や専門学校から、受験の案内と共に本校卒業生についての報告が来ると、高校時代に学校活動に丁寧に取り組んだ卒業生たちが、海星を巣立った後も将来に向かって一歩ずつ成長している様子がわかって、嬉しい限りです。どの進路を選んでも、そこで常に勉強を続けることが欠かせませんが、海星では私たち教職員も、定期考査や長期休暇の期間中に各種研修を行います。今年の宗教研修のテキストは『カトリック学校のアイデンティティ~対話の文化をはぐくむために~』で、カトリック学校に勤める私たちが、どんな使命を与えられ、どのような視点でそれを果たしていくかについて研修します。高等学校のそれぞれの科目は、知識の獲得だけを目的とするのではなく、もちろん大学に合格するためだけでもなく、価値を身につけ、真理を発見するために学ぶのだと教わりました。私たちは、それを生徒の皆さんに伝えられるような授業を組み立てていきます。
まさに今月、皆さんも、「神様の御心」というテーマのもと、「あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする(ヨハネによる福音書第8章32節)」について学びます。聖書のこの個所を前の部分から読むと、31節「イエスは、ご自分を信じたユダヤ人たちに言われた。わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」と書いてあります。「わたしの言葉」とは、「真理」とは何でしょう。そして神様の愛にはいつ気づくことができるのでしょう。海星のスクールモットーは「愛をもって真理に向かう」ですから、授業やミサ、朝終礼を通して、また、小さなチャレンジと、「はい、喜んで。」の心がけでどこかの誰かを幸せにするうちに、高校時代にそれを発見できるにちがいありません。
私が担当するユネスコアートボランティア部では、ブライトコースの生徒さんにも協力してもらって作った七夕飾りを、来週、地域の高齢者施設に届けます。その他、合唱部門が復活したり、韓国語部門を作ったりと新しい道も開いているところです。実際に私たちが体験できることというのは限られていますが、人や物事との出会いの中には、大きな世界があって、いつも私たちの視野を広げてくれます。

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